年長の息子。
仲良しの保育園のお友達が、遠くにお引越しすることになって。
まだ引っ越すことを知らなかった頃。
「小学生になったら、◯◯くんの家に遊びにいくんだ」
息子がそう言ってて。
住んでる地区が違うから、小学校は別々になるのはわかってたけど、小学生になっても遊びたいんだな、気が合うお友達がいて良かったって思ってた。
でも、突然の引っ越し。
息子はショックだったんだと思う。
◯◯くんが引っ越すこと、私には教えてくれなくて。
私は他のお母さんから聞いて知った。
「◯◯くん引っ越すんだって?さみしい?」と息子に聞いたら、
コクリと無言でうなずいた。
引っ越すことを知ってからあっという間に日は流れ、最後の日。
園庭で、仲のいい子たちで、記念撮影。
◯◯くんが、「ここで撮ろう!」と言って、園庭に線を引いてくれて。
そこに並んで記念撮影。
緊張した引きつった顔だったけど、とてもいい写真が撮れた。
そして、別れのとき。
◯◯くんが、泣きながら息子の手をぎゅっと握って、離したくなさそうに、ブンブンと何度か降って。
◯◯くんのお母さんが、「"ずっと友達だよ"って」
それをそのまま泣きながら、「ずっと友達だよ」って。
私も息子に「"忘れないでね"って」
息子「忘れないでね」
なんか、言わせたみたいになっちゃったけど、代弁できたかな、、、
そして、◯◯くんのお母さんが、「またねって」
またね
正直、もう二度と会うことが出来ないかもしれない距離。
私は、そう考えてた。
でも、◯◯くんのお母さんは、違ってたのかな。
「またね」って言った◯◯くんのお母さんがとても素敵だなと思った。
社交辞令じゃなく、本気で「またね」って言ってくれたんだと思う。
また会えると思うから、またねって。
うん、また必ず会えるよ。
それまでお互い元気でいようね。
◯◯くんが、とても優しくて、感情が豊かで、穏やかで、お母さんと似て素敵な子で。
最後の別れのとき、泣いていた姿、私は一生忘れないと思う。
年長の息子は、大きくなったら◯◯くんのことをどれだけ覚えてるかわからない。
でもいつか再開して、また気の合う友達になってくれたら、嬉しいな。
ありがとう。
またね。