長女を妊娠していた際に、子宮内胎児発育遅延症と切迫早産で入院していました。そのときの入院診療計画書、看護計画、薬などを載せます。
入院して2日目に、入院診療計画書などをもらい、治療の方針などを教えてもらいました。
その書類に書いてあったことを載せてみます。
また、使用していた薬なども、わかる範囲で載せますね。
入院診療計画書
病名
子宮内胎児発育遅延症(妊娠31週)
症状
超音波診で胎児成長-1.7SD
治療計画
安静
胎児緊満モニター
ブドウ糖点滴補液
推定される入院期間
健児を得られる時期まで
コメント
具体的には、赤ちゃんの体重が許容範囲に収まるまで入院ということでした。
そして出産時に赤ちゃんの体重2,300g以上を目標としていました。
私が入院していた病院では、新生児の治療をするための施設がないので、2,300gにいかないと、出産したあと赤ちゃんだけ別の病院に転院しないといけませんでした。
看護計画
・体温・脈拍・血圧を観察
・胎児監視装置(胎児心拍・変動・腹部緊満)を観察
腹部緊満の有無・程度を観察
エコー所見(推定体重・胎盤の石灰化・臍帯血流抵抗・胎盤の位置・胎児成長遅延の程度)の観察
・検査データのチェック(貧血・感染・栄養状態・胎盤機能)
・胎動減少の有無を伺います
・食事摂取量の観察
援助項目
(毎日)
・胎児観察装置の装着または児心音の聴取
・体温・脈拍
(週1回)
・血圧
医師の指示に従って点滴を行います
異常時(胎動減少・腹部緊満・胎児心音低下など)は、分娩監視装置を装着、速やかに主治医に報告します
コメント
簡単に書くと、
(毎日)
ブドウ糖点滴
ウテメリン点滴(切迫早産になってから)
モニター検査(NST)
検温・脈拍検査
(週1)
検尿
血液検査
という感じでした。
薬
子宮内胎児発育遅延症のお薬
ソルラクトD輸液(500mL/袋)
1日1回
【効能効果】
エネルギー(糖)、電解質、水分を補います。
酸性に傾いた血液を適正なpH値に改善します。
コメント
1日1回、点滴をしていました。私の日記には「ブドウ糖点滴」と書いてあります。点滴をして、赤ちゃんに栄養を送るためです。点滴の時間は早くて40分、でもあんまり早くすると下痢になるので、1時間から2時間かけてゆっくり落としてもらっていました。水分が身体に貯まるので、点滴の途中でトイレに行きたくなります。トイレを先に済ませてから、点滴をしてもらっていましたが、終わった後はお腹がパンパンでした。
切迫早産のお薬
ウテメリン注(50mg/5ml/A)
1日1回
【効能効果】
子宮の収縮をおさえ、流産や早産を防ぎます。
【副作用】
顔面蒼白、冷や汗、胸苦しさ、不快感、脈の異常、くちびるや爪が紫色になる、意識障害、血圧低下、呼吸困難などの症状が現れたときは、すぐにお知らせください。
ブドウ糖注射液5%(500ml/V)
1日1回
【効能効果】ブドウ糖の注射液です。エネルギー、水分を補います。薬品を溶かすものにも使用します。
コメント
ウテメリンは、このブドウ糖に溶かされて点滴されていました。副作用は、手の震え、動悸など。通常の錠剤よりも少し強いくらいでした。
貧血のお薬
フェロ・グラデュメット錠105mg
コメント
入院途中に貧血になったので、1日1回飲んでいました。便が黒くなりました。
高位破水してから、感染症予防に飲んだ薬
セファクロルカプセル250mg「日医工」
コメント
高位破水してから陣痛のようなお腹の痛みがあったのですが、破水も陣痛も収まってしまいました。
また薬が増える―と思いました。汗 入院中は、薬がどんどん増えていき、出産するまで減ることはありませんでした。
子宮内胎児発育遅延症の原因は?
原因は、私の場合は不明でした。臍帯血流も調べてもらっていましたが、異常なしでした。
ただ、看護師さんに子宮内胎児発育遅延症の人の胎盤は小さい場合が多いと聞きました。なので、出産後、分娩室にいた看護師さんに聞いたところ、私の胎盤も小さく、へその緒も細かったそうです。なので、栄養が行きにくかったのかなと。
なぜ小さいのか?それはまた不明です。
私はストレスかなーと思っていますが。
まとめ
そんな感じで。
薬は診療明細書を見ると他にも書いてあるのですが、薬の説明の紙を失くしてしまったので、詳細が書けないので省きました。
始めは院内で安静にして、お腹の中の赤ちゃんに栄養をあげやすくする、という計画でしたが、途中で切迫早産になってしまい、当初の計画とは大幅に変わった入院生活でした。
振り返ってみると、薬漬けの入院生活ですね。
でも、そのおかげで無事に赤ちゃんを産むことができ、長女は今も元気に育っています。
お世話になった病院の看護師さん、主治医、食事を配膳してくれた人、お部屋の掃除をしてくれた人、家族など、全員に感謝しています。